デジタルタコグラフ(通称デジタコ)とは、自動車の走行時間や距離などの運行記録を自動的に記録するだけではなく、内蔵されているメモリーカードなどの記録媒体に保存してくれるシステムのことです。記録・保存されたデータは運航管理に利用されるだけではなく、運転に関する安全対策のために活用されています。そんなデジタコは5トン以上のトラックでは設置することが義務化されており、トラック以外にもバスやタクシーにも設置することが義務化されています。この義務化が始まったのが2013年以降なのですが、これによって多くのトラックやバス、タクシーでの交通事故や死亡事故が減少したと言われているのです。

そこで気になるのが、デジタコが義務化された背景です。元々デジタコは5トン以上のトラックに設置することは義務と言われていたものの、2013年以前はバスやタクシーには設置されていませんでした。その代わりとして利用されていたのがアナタコ(アナログタコグラフ)と呼ばれるもので、自動的に記録するものではなく自分たちで記録するものだったのです。アナタコでもある程度の運行状況は記録できたものの、車が止まっている理由などを把握することができませんでした。

それとともにトラックやバス、タクシーでの交通事故が多発していたことが相まって、より正確に運行状況を把握できるデジタコの必要性が叫ばれるようになったのです。結果として、2013年以降は設置が義務化されるようになりました。