デジタコというのはデジタルタコグラフのことです。国土交通省はデジタコ搭載の義務化を進めており、この背景には運送業界が抱える問題の解決があります。ドライバーの長時間勤務、交通事故の多発などの是正を目指して取り組んでいます。インターネットの普及に合わせて物流量は飛躍的に伸びています。

その中でドライバーの人手不足は深刻で、時間外勤務が強いられている状況です。過酷な勤務実態が事故を誘発するという悪循環が長く続いていました。デジタルタコグラフの義務化はこのような現状を改善すべく、ドライバーの勤務実態を外側から監視する手段です。国土交通省が実施したデジタルタコグラフの義務化は、1962年の「片道100キロを超える路線トラック」から始まっています。

1967年には最大積載量5トンまたは総重量8トン以上の事業用トラックに義務化しました。2017年には車両総重量7トン以上、または最大積載量4トン以上の事業用車両には、新規購入車も既存車もデジタコ搭載を義務化しています。当初は「新しく車両を買った時はデジタコを搭載する」という内容でしたが、次第に「既存車にも搭載する」という流れに大きくシフトしています。平成29年には国土交通省から「事業用自動車総合安全プラン2020」が策定されました。

これには「2020年までにトラックによる死者数200人以下、人身事故件数12、500件以下」が目標として掲げられています。目標達成のために、さらに高度な運行管理のできる次世代デジタコの普及が広まり、ドライブレコーダーやアルコールチェッカーと連携した機種も増加中です。